第十二話「さよなら、レイ」 碇ユイは、どこか宗教的な、荘厳な音楽が鳴り響く夢から目を覚ました。薄暗い。傍らの夫は相変わらず間抜けな顔をして眠っていた。眼鏡を外すと、ひどく年を取ったように見えだした。白髪も見つけた。あなただけが頼りよ、彼女はそう思ってみる。そんな風に思… 2021-05-09錬金術師ゲンドウドラゴン,ホムンクルス,女神,悪魔,闇の王子